MSI K9vgm-v Manual
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75 オーディオ l Realtek ALC883 による 8チャン ネ ル オーデ ィオソフト ウェアコ ーデック - AC97 v2.3 スペック準拠. - PC2001 準拠 オンボード LAN l Realtek 8201CL - Fast Ethernet MAC 及び PHY 統合 - 10/100 BASE-T 10Mb/s, 100Mb/s を自動認識 - PCI 2.2 規格に準拠 - ACPI パワーマ ネジメントに準拠 BIOS l Award(LPC) Flash ROM 寸法 l マイクロ ATXフォームフ ァクター : 24.4 cm (L) x 22.4 cm (W) 取付 l 取付穴× 6 PDF created with pdfFactory Pro trial version www.pdffactory.com
76 バックパネル バックパネルの構成は下図の通りです。 ハードウェアセットアップ 本章では各コネクターとハードウェアの取り付けについて解説します。パーツの取り付けに際して は、パーツの取り扱いおよび取り付け手順に細心の注意を払ってください。誤った方法でパーツ を取り付けると、パーツに回復不能な損傷をもたらしたり、あるいはシステムの動作が不安定に なる場合があります。 組み立てに際して以下の注意事項を守ってください。 Central Processing Unit: CPU 本製品はAMD® Athlon64 X2 / Athlon64 / Sempronプロセッサで動作します。本製品は Socket AM2(940-pin)というソケットを使用しているためCPUのインストールが大変簡単です。 CPUの過剰な発熱を防ぐためには必ずヒートシンクと冷却ファンが必要です。もしヒートシンクと 冷却ファンが見つからない場合は、販売店に連絡するか、別途購入してからコンピュータの電源 をオンにしてください。 (最新のCPU対応表は下記のホームページからご参考ください。 http://www.msi.com.tw/program/products/mainboard/mbd/pro_mbd_cpu_support.php ) ■注意事項■ CPUはその性能向上に伴って非常に大きな熱を持つようになっており、適切な放熱が行われない場合には、その熱によってCPUやマザーボードが破損してしまう場合があります。ハードウェアの破損を未然に防ぐために以下の事項を必ず守ってください。 ・ヒートシンクとCPUファンを適切に装着する。 ・CPUファンの電源コネクタを必ず接続し、初回の起動時に動作を確認する。 ・オーバークロックはしない。
77 ヒートシンクとCPUファンの取り付け CPUを取り付ける場合には、オーバーヒートを防ぐためにヒートシンクとクーラーをCPUに密着 するように確実に取り付けてください。 もしCPUクーラーが無い場合には販売店様にてご購入 後ヒートシンクとクーラーを取り付けてください。 また、ヒートシンクをCPUに装着する場合には 必要に応じてシリコングリスを塗布してください。 新品のヒートシンクを使用する場合、多くにはシリコングリスが予め塗布されています。 後からシ リコングリスを付け足す場合は、古いシリコングリスをアルコールなどを使ってきれいに拭ってか ら新たにシリコングリスを塗布します。 下記の手順に従って正しくCPUとCPUクーラーを装着してください。 装着方法を誤ると最悪の 場合CPUやマザーボードなどの破損を招きます。 1. ヒートシンクとリテンションキットが噛み合うようにヒート シンクを乗せます。ファンの電源ケーブルとコネクタの位 置関係を確認して下さい。 2. 次に金属製の固定バネの片側を押し下げてソケットのフ ックに取り付けます。バネの反対側も同様に押し下げて 固定します。 3. 固定レバーのフック部分を回して、固定ボルトに引っ掛 けます。 4. 最後にCPUファンの電源ケーブルをコネクタに接続しま す。 ■注意事項■ 1. 使用するCPUクーラーは、CPUの熱量に適した物であることを必ず確認してください。 2. BIOSのH/W Monitorメニュー中のPC Health StatusにあるCPU温度情報を確認してください。 3. CPUの取り付け取り外しは、20回以下に留めて下さい。不必要な取り付け取り外しは、ソケット破損の原因となります。
78 メモリ 本製品には、最大2GBのメモリ容量の240ピンソケットが 2個あります。DDRII DIMMスロット 上、DDRII400/DDRII533/DDRII667/DDRII800 SDRAMモジュールをインストールすることがで きます。適切に作動する為に、少なくとも1つのDIMMモジュールをインストールする必要があり ます。(最新のメモリモジュール対応表は下記のホームページからご参考ください。 http://www.msi.com.tw/program/products/mainboard/mbd/pro_mbd_trp_list.php ) 1. DDRII DIMMスロットには絵に描いてあるようなVOLTの切れ込みがあります。このため、 DIMM メモリは1方向にしか挿入できません。 2. DIMMメモリモジュールをDIMMスロットに垂直に差込み、押し込みます。 3. DIMMスロットの両側にあるプラスチッククリップが自動的に固定されます。 ATX 24ピン電源コネクター: ATX1 ATX電源24ピンコネクタを接続します。接続の際にはコネクタの向きに 注意して奥までしっかり差し込んでください。通常はコネクタのフックの向 きを合わせれば正しく接続されます。 ATX 12V電源コネクター: JPW1 本製品では補助電源としてATX +12V 4ピンコネクター(JPW1)を使用 します。 FDDコネクター: FDD1 本製品は360K, 720K, 1.2M, 1.44M及び2.88Mのフロッピーディスクドライブに対 応しています。 1342GND 12VGND12V1122413+3.3V+3.3V-12V+3.3VGNDGNDPS-ON#+5V GNDGND GND+5V GNDGND ResPWR OK+5V5VSB +5V+12V +5V+12V GNDNCNotchVolt
79 IDE コネクター: IDE1/IDE2 本製品はPIOモード1~4/Bus Master/Ultra DMA 66/100/133をサポートするIDEコネク ターを2本搭載しています。1つのコネクターには2台のUltra ATA デバイスを接続するこ とができます。 ◆ポイント◆ 一つのチャネルに2台のIDEデバイスを接続する場合は、デバイス上のジャンパピンでマスター/スレーブの設定を行います。設定方法についてはIDEドライブ付属の技術仕様書を参照してください。 シリアルATA コネクター: SATA1/SATA2 SATA1~SATA2はデュアルの高速 Serial ATAインターフェイスポートです。これらのポート は第一世代 Serial ATAインターフェイスで、転送速度は150 MB/sとなります。コネクタは Serial ATA 1.0の規格に完全な互換性をもっています。1つのコネクタにつき、1つのハード ディスクを接続することが出来ます。 ■注意事項■ シリアルATAケーブルは従来のIDEケーブルに比べ、配線が細くて取り回しが楽になっています。しかしケーブルに折り目が残るような急角度の折り曲げを行うと、データ転送の途中でデータが失われる可能性がありますのでご注意ください。 CD-In コネクター: JCD1 CD-ROMドライブのオーディオケーブルを接続します。 SPDIF-Out コネクター: SPDOUT(オプション) このコネクタは、デジタル・オーディオ伝送を対象としたSPDIF (Sony & Philips Digital Interconnect Format)インタフェース接続するために使 用します。 LRGNDVCC SPDIF GND 1 7
80 Control Control SENSOR +12V GND GND+12VNC CPU_FAN SYS_FAN IrDA 赤外線モジュール・ヘッダー: JIR1 赤外線モジュールに接続するためのコネクタです。この機能を使用するた めにはBIOSの中のIR機能で設定する必要があります。JIR1は Intel Front Panel I/O Connectivity Design Guideに準拠しています。 ケース開放センサーコネクタ: JC1 このコネクタは 2 ピンのケーススイッチに接続されます。 ファン電源コネクタ: CPU_FAN/SYS_FAN(optional) これらのコネクタは+12Vの4ピンコネクタCPU_FAN (processor fan) をサポートし、3ピンコネクタ SYS_FAN (system fan)をサポートします。本製品のシ ステムハードウェアモニタ機能を使用する場合はファン 回転数センサー機能がついたファンを使用する必要があ ります。 . ◆ポイント◆ ヒートシンク&クーリングファンはCPUの発熱量にあった、適切なものを使用してください。 フロントパネルピンヘッダー: JFP1 フロントパネルの電源スイッチや状態表示LEDと信号のやり取りをするた めの、フロントパネルピンヘッダーです。JFP1はIntel社が提唱するフロント パネルI/O接続デザインガイドに準拠しています。 フロントパネルオーディオピンヘッダー: JAUD1 フロントパネル オーディオピンヘッダーを使用 すると、フロントパネルからのオーディオ出力が 可能になります。ピン配列は Intel Front Panel I/O Connectivity Design Guideに準拠していま す。 ◆ポイント◆ フロントパネルオーディオピンヘッダを使用しない場合、信号の出力が背面オーディオ・ポートへ送信されるように、ピン5、6と9、10はジャンパしておく必要があります。 (2)AUD_GNDAUD_VCCAUD_RET_RKeyAUD_RET_L(10)(1)AUD_MIC AUD_MIC_BIAS AUD_FPOUT_RHP_ONAUD_FPOUT_L(9)JFP1PowerLEDHDDLEDResetSwitch Power Switch19210GNDCINTRU1 2IRTX[5]
81 フロントUSBピンヘッダー: JUSB1/JUSB2 本製品には拡張USB 2.0ピンヘッダーを搭載しています。 USB 2.0テクノロジーは最大スループット480Mbps(理論値) を誇り、旧来のUSB1.1と比較して40倍の高速データ転送を 行えるようになりました。USBは汎用性が非常に高く、外付け USBハードディスクやデジタルカメラ、MP3プレイヤー、プリン タなど様々な機器に対応します。 ◆ポイント◆ 配線の際にはVCCとGNDを間違えないようにご注意ください。この配線を誤るとマザーボードあるいは接続したUSB機器が損傷するおそれがあります。 シリアルポートピンヘッダー: COM2 本製品はCOM2用の9ピンコネクタを搭載しています。COM2を使用する 場合には専用ブラケット(別売り)が必要です。16650Aチップを採用し16バ イトFIFOにデータ転送を行います。また、このピンヘッダはオプション仕様 であり、製品によって搭載/非搭載が異なります。 PIN SIGNAL DESCRIPTION PIN SIGNAL DESCRIPTION 1 3 5 7 9 DCD SOUT GND RTS RI Data Carry Detect Receive Data Transmit Data Request To Send Ring Indicate 2 4 6 8 10 SIN DTR DSR CTS X Serial in or receive data Serial out or transmit data Data Set Ready Clear To Send X クリアCMOSジャンパ: JCLR1 本製品は電池によって、マザーボードの設定を CMOS RAMで 保存しています。JCLR1の2-3ピンがショートしている時、CMOS データをキープしています。マザーボードのCMOSの内容をクリ アするためには電源が入っていないときに1-2ピンをショートさせ ます。 MSI Reminds You... CMOSをクリアするには、システムがオフの間にピン1-2をショート(短絡)します。次いでピン2-3をショートに戻します。システム起動時の CMOS のクリアは絶対止めて下さい。マザーボードの破損や火災などに及ぶ危険があります。必ず電源コードを抜いて下さい。 (2)VCCUSB1-GND GND USB0-USB0+USB1+USB0C(10)(1)VCCKey(9)
82 PCI Express Slots PCI Expressは、周辺機器と通信環境の 高速化に対応するべく制定された次世代 のシリアルバス規格です。PCI Express は用途によって1レーン(PCI Express 1x )から16レーン(PCI Express 16x)ま で束ねて使用することが可能で、1レーン で従来の32ビットPCIバスの約2倍の、 250MB/秒という高速転送を実現しています。ギガビットイーサネットコントローラー、TVチューナ ーカード、IEEE1394カードといった高速なデータ転送を要求されるカードをPCI Express接続に することで、従来以上に高速かつ安定したシステムが構築できます。 また、ビデオカードに関しては主流であったAGP8xバス(帯域幅2.1GB/秒)からPCI Express 16x(帯域幅4.0GB/秒)への移行が進んでいます。システムバス全体がPCI Expressになること により、高性能CPUを初めとした各種コンポーネントの実力をフルに発揮し、システム全体の性 能アップが期待できます。 PCI Expressはポイント・ツー・ポイントのシリアル伝送を採用しているため、1方向あたり2本、 双方向で4本の信号ラインが必要となります。この1bitシリアル転送が可能な最小限の構成を1 レーンと呼びます。1レーンの転送能力は、250MB/秒です。 PCI (Peripheral Component Interconnect) Slots PCIスロットに拡張カードを挿入して、ユーザーのさま ざまな機能の拡張に応えることができます。拡張カード を取り外したりするときは、必ず最初に電源プラグを抜いてください。 PCI Interrupt Request Routing IRQ(interrupt request lineの省略形、I-R-Qと発音する)は、デバイスが割り込み信号をマイクロ プロセッサに送信するためのハードウェア回線です。PCIのIRQピンは通常PCIバスINT A#か らINT D#ピンに下表のように接続されています。 Order1 Order2 Order3 Order4 PCI Slot 1 INT B# INT C# INT D# INT A# PCI Slot 2 INT C# INT D# INT A# INT B# PCI Express X16 Slot PCI Express X1 Slot
83 BIOS Setup コンピュータを起動するとシステムはPOST(Power On Self Test)過程に入ります。下記のメッセー ジが画面に表示されている間にキーを押すと設定画面に入ることができます。 DEL: Setup F11: Boot Menu TAB: Logo を押す前にこのメッセージが消えてしまった場合、電源をいったん切ってからふたたび投 入するか、を押すかして、システムを再起動してください。、、を 同時に押しても再起動できます Main Page Standard CMOS Features 日付、時刻などのシステムの基本的な設定を行います。 Advanced BIOS Features 拡張機能の設定を行います。 Advanced Chipset Features チップセットの機能に関連した設定を行い、システムの性能を最適化します。 Integrated Peripherals IDE、サウンド機能、グラフィック機能など各種オンボード機能の設定を行います。 Power Management Setup
84 電源管理に関する設定を行います。 PnP/PCI Configuration プラグアンドプレイ機器やPCIバスに関する設定を行います。 H/W Monitor システムの温度、ファン回転速度などが表示されます。 Cell Menu 周波数や電圧設定の変更を行います。 Load Optimized Defaults 工場出荷時のBIOS設定をロードします。 BIOS Setting Password Supervisorパスワードを設定します。BIOS設定画面へのアクセスを制限します。 Save & Exit Setup 変更したBIOS設定値を保存して終了します。 Exit Without Saving 変更した設定値を保存せずに終了します。