Gateway MSI Motherboard Pm8m-v User Manual
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77 ボードレイアウト PM8M-V (MS-7104) シリーズ ボードレイアウト ※製品の改良により図と実物のレイアウトが異なる場合があります。 BATT+VIAVT8237RDIMM 1 DIMM 2 CD_IN1 JFP2JFP1JBAT1 JUSB1JUSB2 JAUDIO1ATX1SYS_FANCPU_FANPCI Slot 1PCI Slot 2PCI Slot 3 IDE 1 IDE 2 Top: Parallel Port Bottom: COM A VGA PortTop: Mouse Bottom: KeyboardTop: LAN Jack Bottom: USB Ports USB Ports CodecJPW1T: Line-In M: B: MicLine-OutFDD 1 Winbond W83627THFVIAP4M800BIOSAGP SlotJCOM 1SATA2 SATA1JSP1J4J3JCASE1
78 MouseRear Panel バックパネルの構成は下図の通りです。 ハードウェアセットアップ ここではCPU、メモリ、拡張カード、ジャンパ設定について解説します。機器の取り付けの際 には本書の説明や指示を守り、機器の扱いに十分気をつけて行ってください CPUについて 本製品はSocket478プラットフォームのマザーボードで、Intel Pentium 4 (Prescottコア)プロセ ッサをサポートしています。CPUを取り付ける際に必ず覚えておくことは、CPUをソケットに装着する場合CPUとソケットの向きを正しく合わせることと、CPU装着後にヒートシンクとクーリングファンを取り付けるということです。ヒートシンクの取り付けの際には、ずれたり傾い たりしないように注意して固定してください。 CPU コアクロックの設定 CPU クロック = 133MHz コア/バス比 = 23 CPU コアスピード = CPUクロック × コア/バス比 = 133MHz × 23 = 3.06 GHz ●注意事項 「過熱」について CPU取り付け時の不具合により、CPUが過剰な熱を持つと、CPUやマザーボードが回復不可能なダメージを受ける場合があります。使用する冷却ファンが正常に動作することを、組み立て後の通電時に必ず確認してください。 オーバークロック 本製品はオーバークロックをサポートするよう設計されていますが、オーバークロック機能の使用についてはユーザーの自己責任において行ってください。オーバークロックは、CPUやマザーボード及びその他の部品に過度な負担をあたえ、製品寿命を縮めてしまうおそれがあります。また、過度なオーバークロックによってパーツが破損する場合もあることを理解してください。オーバークロックを原因とするパーツの破損は製品保証の適用外となります。
79 Socket 478 CPU のインストール手順 1. CPUを装着する前に必ず電源スイッチをオフにし、電源コードを抜いてください。 2. レバーをソケットから横方向に引っ張ってください。そのままレバーを持ち上げるように してソケットとの角度が90 度になるまで開きます。 3. ソケットのピン1とCPUの金色の矢印マークもしくは端が欠けている場所を確認してく ださい。それらを合わせるようにしてCPUをソケットに挿入してください。 4. CPUがしっかりと装着されているのなら、ピンが見えないようになります。CPUが正し く装着されない場合、マザーボードに厳重なダメージを与えることになります。 5. CPUを奥まで押して、ソケットにしっかりと嵌めてから、レバーを閉じてください。レ バーが完全に閉じる前に、CPUを押した手を離さないでください。 CPU クーラーセットのインストール手順 プロセッサ技術の進歩によりスピードと性能が上がるにつれて温度管理がますます重要になっ てきました。熱を拡散するためにCPUの上にヒートシンクとファンを取り付ける必要がありま す。以下の手順に従ってヒートシンクとファンを取り付けてください。 1. マザーボード上にCPUとりテンションがあることを確認してください。 2. ヒートシンクをリテンションの上に設置してください。 3. ヒートシンクの上にファンを設置します。ファンを下方向に押して4つのクリップがリテ ンションの穴にはまるようにしてください。 4. 2つのレバーを押してファンを固定してください。各レバーはそれぞれ1方向にしか押し 下げられないようになっています。マザーボード上の3ピンのファン電源コネクタにファ ンに付いているファン電源ケーブルを接続します。 ●CPUの取り付けに関するその他の注意 1. システムを取り付ける前に、CPUおよびCPUファンが正しく取り付けられていることを確認して下さい。 2. 取り付け後の起動の際にBIOS画面の「PC Health Status of H/W Monitor」でCPUの温度を確認して下さい。 3. 破損を避けるため、CPUソケットのピンには決して触れないでください。
80 3 412GND12VGND12Vメモリ 本製品には184-pin unbuffered DDR266 / 333 / DDR400 DDR SDRAMスロットを2基設けてお り、デュアルチャンネルメモリアクセスをサポートしています。メモリの最大搭載容量は2GB です。システム構成として、最低限でも1枚のメモリを装着する必要があります(Windows XP 環境で使用する場合は256MB以上を推奨)。本製品ではシングルバンク、ダブルバンクどちらの タイプのメモリも使用することができます。 DDRモジュールの装着方法 1. DDRメモリには図のような切り欠きが設けてあり、一方向にしか装着できないように設 計されています 2. 基板が左右どちらかに傾かないよう、水平を保ったままスロットに差し込みます。 3. 最後に両サイドの固定クリップを基板に噛ませます。 Memory Speed / CPU FSB 対応表 Memory FSB DDR333 DDR 400 133 MHz YES YES 166 MHz YES YES 200MHz YES YES 電源コネクタ 本製品はATX電源に対応しています。電源コネクタにケーブルをさ す前に、全てのパーツが正しく装着されていることを確認してくだ さい。本製品でシステムを構成した場合、300W以上の容量を持つ電 源を使用することをお勧めします ATX24ピン電源コネクタ: ATX1 ATX電源24ピンコネクタを接続します。接続の際にはコネクタの向 きに注意して奥までしっかり差し込んでください。通常はコネクタ のフックの向きを合わせれば正しく接続されます。 ATX12V電源コネクタ: JPW1 CPUに電源を供給するATX12Vコネクタを接続します。 NotchVolt3.3V-12VGND GND PW_OK-5V 5V_SB 5V 12VPS_ON1020111GND GND5V GND GNDGND 5V 5V 3.3V 3.3V
81 Control Control SENSOR +12V GND FDDコネクタ: FDD1 FDDを接続するコネクタです。360K、720K、1.2M、1.44M、 および2.88MのFDDをサポー トします IDE Connector: IDE1 & IDE2 PIOモード0~4、Bus Master、Ultra DMA 66 / 100機能をもつ、32ビットEnhanced PCI IDEおよびUltra DMA 66 / 100コントローラを搭載しています。IDEデバイス (HDDや光学ドライブなど)を1ポートにつき2台まで接続することができます ●HDD接続時の注意事項 1つのIDEポートに2台のHDDを接続する場合は、HDDのマスター/スレーブの設定が必要になります。マスター/スレーブの設定を怠るとHDDが認識されない場合があります。 ケース開放センサー: JCASE1 このピンヘッダにはケーススイッチを接続します。ケースが開いた場合に スイッチがショートして信号があがり、警告メッセージが表示されます。 警告表示を消すにはBIOS画面での操作が必要になります。 ファン電源コネクタ: CPU-FAN/ SYS-FAN これらのコネクタは+12Vの3ピンコネクタ冷却ファンを サポートします。基本的にはコネクタ形状の凹凸を合わせ れば、極性は正しく接続されます。余裕があれば、ピンの極 性とそれに対応するコードの色を確認してください。 赤い線はプラスなので+12Vに、黒い線はアースなのでGNDに接続します。また、本製品のシ ステム ハードウェア モニタ機能(ファン回転数の取得)を使用する場合には、ファン回転数セン サーに対応したファンを使用する必要があります。 シリアルATAコネクタ: SATA1 & SATA2 本製品は2つのシリアルATAコネクタをサポートしています。本製品に搭載さ れているシリアルATAポートはシリアルATA1.0規格に準拠しており、150MB/ 秒の高速データ転送を行います。1基のシリアルATAコネ クタには1台のシリアルATA HDDを接続できます。 ●S-ATAデバイスを接続時の注意事項 シリアルATAケーブルは従来のIDEケーブルに比べて細く、取り回しが楽になっています。しかしケーブルに折り目が残るような急角度の折り曲げを行うと、データ転送の途中でデータが失われる可能性がありますのでご注意ください。 21GNDCINTRO
82 CDコネクタ: CD_IN1 光学ドライブ用のオーディオケーブルを接続します。 SPDIF出力コネクタ: JSP1 SPDIF出力用のコネクタです。 フロントパネルピンヘッダ: JFP1 & JFP2 フロントパネルオーディオ用のピンヘッダです。JFP1 のピンアサインはインテル社が提唱するフロントパネ ルI/O接続デザインガイドに準拠しています。 フロントUSBピンヘッダ : JUSB1/JUSB2 フロントパネル用のUSB2.0対応ピンヘッダです。USB2.0をサ ポートする機器と接続すると、480MB/秒(理論値)の高速データ転 送を行うことが出来ます。 ●USBコネクタ接続時の注意事項 VCCとGNDの配線を間違えるとマザーボードおよびUSB機器を破損しますのでご注意ください。 シリアルポートコネクタ: JCOM1 (Optional) 本製品はCOM2用の9ピンコネクタを搭載しています。COM2を使用する 場合には専用ブラケット(別売り)が必要です。16650Aチップを採用し16 バイトFIFOにてデータ転送を行います。また、このピンヘッダはオプショ ン仕様であり、製品によって搭載 / 非搭載が異なります。 フロントパネルオーディオピンヘッダ: JAUDIO1 フロントパネル出力用のピンヘッダです。ピンアサインは インテル社が提唱するフロントパネルI/O接続デザインガ イドに準拠しています。 ●フロントパネルオーディオピンヘッダのジャンパについて フロントパネルのオーディオジャックを使用しない場合は、以下の図のようにピンの 5番6番、9番10番がジャンパされていなければなりません。この状態でバックパネル のオーディオジャックが使用できます。1 2 9 10 HDD LEDPowerLED PowerLEDSpeakerReset SwitchPowerSwitch 1 179 2 2810JFP1JFP2
83 CMOSジャンパ: JBAT1 本製品にはCMOS RAMが搭載されており、内蔵電池から電 気が供給されることでシステム情報やシステムの設定を保 持しています。このCMOS RAMはOSを迅速に起動させ る働きをします。内臓電池は通例2年以上の電気供給が可能 です。間違ったシステム設定が原因でシステムが起動しなくなるトラブルが発生した場合、この CMOS RAMのデータをクリアし、データを初期状態に戻すことによって、トラブルを回避でき ることがあります。 ●CMOSクリアを行う場合の注意事項 データクリアはパソコンの電源を落とし、コンセントから電源ケーブルを抜いた状態で2ピンと3ピンをショートさせて1分ほど放置します。その後ジャンパ設定を必ず戻してから、パソコンを起動してください。システムが起動している時にCMOSクリアは絶対に行わないでください。マザーボードの破損や火災に及ぶ危険があります。 AGP (Accelerated Graphics Port)スロット AGPスロットにはAGPインターフェイスのグラフ ィックカードを装着します。AGPは3D描画などの 処理データの増大に伴って開発された規格です。グラフィックコントローラは66MHz、32ビッ トチャンネルを利用してメインメモリに直接アクセスすることが可能です。 PCI (Peripheral Component Interconnect) スロット PCIスロットにはユーザーのニーズに応じて様々な 拡張カードを装着することができます。取り付けにあ たっては、必ずPCの電源を落とし、コンセントから電源ケーブルを抜いてください。その他は PCIカードに添付されている説明書を読んで、その内容に従ってください。 PCI Interrupt Request Routing ハードウェアがCPUに対して発する割り込み要求信号で、PCはこれを受けてデバイスの動作 (イベントの発生)を処理します。標準的なPCIバスのIRQ設定は以下の通りです。 Order 1 Order 2 Order 3 Order 4 PCI Slot 1 INT B# INT C# INT D# INT A# PCI Slot 2 INT C# INT D# INT A# INT B# PCI Slot 3 INT D# INT A# INT B# INT C#
84 BIOS Setup BIOSとはBasic Input Output Systemの略称で一般的には「バイオス」と呼称されます。BIOS は基本的なハードウェアの管理を行い、ハードウェアとOSの仲立ちをします。 BIOSの設定は設定方法を誤るとシステムが起動できなくなったり、最悪の場合にはハードウ ェアを破損することもあります。したがって、BIOS設定の変更は正しい知識に基づいてユーザ ーの責任において行ってください。 電源を投入するとハードウェアの初期化が始まり、POST (Power On Self Test)画面が現れま す。以下のメッセージが表示されている間に、キーを押してBIOSセットアップ画面を呼 び出します。 【表示メッセージ】 DEL: Setup BIOSセットアップ画面を呼び出せなかった場合は、システムを再起動して同様の操作を行って ください。電源ボタンを押した直後にキーを押しっぱなしにしておけば、ほぼ確実に BIOSセットアップ画面が開きます。 Main Page Standard CMOS Features 日付、時刻などのシステムの基本的な設定を行います。 Advanced BIOS Features 拡張機能の設定を行います。 Advanced Chipset Features チップセットの機能に関連した設定を行い、システムの性能を最適化します。 Integrated Peripherals IDE、サウンド機能、グラフィック機能など各種オンボード機能の設定を行います。
85 Power Management Features 電源管理に関する設定を行います。 PNP/PCI Configurations プラグアンドプレイ機器やPCIバスに関する設定を行います。 H/W Monitor ユーザーのシステムに搭載されたハードウェアやCPU温度などを表示します。 Frequency/Voltage Control 周波数や電圧設定の変更を行います。 Load Optimized Defaults システムに最適な初期設定値をロードします。 BIOS Setting Password パスワードを設定します。BIOS設定画面へのアクセスを制限します。 Save & Exit Setup 変更したBIOS設定値を保存して終了します。 Exit Without Saving 変更した設定値を保存せずに終了します。 Frequency/Voltage Control CPU / AGP / DRAMに関する設定を行います。 ●「Frequency/Voltage Control 」の設定を変更する場合の注意事項 このメニューの設定値を誤ると、最悪の場合、マザーボードや接続したデバイスを破損する可能性があります。設定値の変更はユーザー自身の責任において行ってください。 Current FSB Frequency 現在のFSBを表示します(読み取りのみ)。 Adjust CPU Ratio CPUの倍率を変更する項目です。8倍から50倍の範囲で変更が可能です。
86 Adjust CPU/AGP/PCI Frequency CPU、AGP、PCIのクロック周波数を設定します。 Memory Voltage DDR DRAMの電圧を調整します。メモリーの電圧を変更すると、システムが不安定になること があります。そのためデフォルト設定値を変更して長期間使用することは避けてください。 AGP Voltage AGPスロットに供給する電圧を上げることができます。電圧を変えるとグラフィックカードに 回復不能なダメージを与えることがあります。設定値の変更は行わないでください。 Auto Disable DIMM/PCI Clock DIMMスロット、PCIスロットのデバイス検知に関する項目です。「Enabled」に設定すると、空 のスロットのクロックをOFFにしてEMIを減少させる働きをします。 Spread Spectrum コンピューターはクロック信号と呼ばれるパルス信号を元に動作しています。クロックジェネレ ーターがパルス信号を発生する際に、構造上やむを得ずスパイクノイズと呼ばれる電磁妨害 (EMI)が生じます。通常はボード上の配線の取り回しによってノイズを相殺するように工夫して いますが、特定環境下において外部にノイズが漏れてしまう場合があります。もし本機が発生す るスパイクノイズによって外部の機器が何らかの影響を受けてしまう場合、この項目を 「Enabled」に設定してください。「Enabled」に設定した場合、クロック信号の波形が鈍ること があり、その場合システムの安定性が損なわれることがあります。 Load Optimized Defaults BIOS設定を変更しすぎて元の値が分からなくなったり、BIOS設定の変更によりPCの動作に 支障が出るような場合には、「Load Optimized Defaults」から標準設定値をロードし「Save & Exit」 で終了してください。